「1冊10分のスピードで、10倍の成果を出すいいとこどり読書術」と言う甘い言葉に乗ってしまい、つい読んでしまいました。
たくさんの心構えやテクニックを教えてくれていて非常に親切な本だと思います。
しかし、この本のアドバイスを素直に受け取れない自分がいて、なかなか消化出来ずで、積読タワー生活が続いています。
読む方の力量と言うか経験値も、速読に関係すると書いています。
言われてみたら、その通りですね。
これは納得。
よくよく考えてみると、知らない分野の本をサッサと読み終えるなんてそりゃ無理ですよね。
でも、この本を読めば、それが出来るんじゃないか?と思ってこの手の本をよく買います。
懲りない私。(笑)
米国の学生などが読書術を身に付けているという話をよく聞きます。
それは、短時間のうちに沢山の分厚い本の本を読んで、レポートを仕上げないといけないので、速読術が知らず知らずに身に付くからだそうです。
私は、ここにヒントがあると思っています。
この本はいろんな速読の本がある中でも、良い本だと思います。
ちなみにこの本を理解するには10分では足りませんでした。(笑)
ポイントは以下です。
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本を読んで「成長する」と言うのは、単に著者の考え方がわかったと言うことではなく、著者の語る視点で世の中を見ることができるようになった、行動できるようになったと言うことです。読書で大切なのは「本を読むこと」ではなく、「本に書かれている情報を読み取る」ことだし、「本を読んで目的を達成する」ことなのです。・今、この本は何のために読んでいるのか?・今から何かの知識を得たいのか?・本を読み解くことに価値があるのか?TPOを踏まえた読書を目指せ!①時間設定(Time):デートの時間までに②目的意識(Purpose):授業の予習をする③状況認識(Occasion):デートに間に合わない速読の心・技・体・心 その本をどう読むのか、何を目的として読むのか、何を目的として読むのかという意識。目先の安心感、満足感を捨てて高いリターンを求める覚悟。・体 ①ベースとなる読書力。読もうとする書籍の内容についての予備知識、ビジネスの経験値。②目の使い方。③高い集中力。④情報を入力するレベル。・技・フォーカスの設定のしかた。そのためにどう「体」を使うのか。達人の読書法。本は立って読め、さもなくば正座だ!質の高い読書、超高速の読書では、どれだけ高い集中力が維持できるかがカギを握ります。そして、心を鎮め、研ぎ澄まされた感覚を呼び起こすには、呼吸をコントロールするのが一番です。読者の達人はページをパラパラとめくっていくだけで、読むべきポイントを本が教えてくれるといいます。立花隆は著書『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』(文春文庫)の中で、「基本は、テクニックより熱中」であるとし、「自然まかせで、自然に目がとまったところだけを読んでいく」と語っています。本田直之氏や斉藤英治氏をはじめ、多くの達人たちも異口同音に感覚勝負と語ります。ある本をしっかり理解しようと思ったら、最低三回は読み直さないとダメです。実感として言えるのですが、本当の意味で、投資の元が取れるのは、3回目の読書からです。
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3回は読まないといけないので、やっぱり1冊10分で理解するのは難しいんじゃないの~?と思いました(笑)
確かに、精読する場合でも、3回程読むと、中身がよく理解出来ます。
これに関しては文句の付けようがありません。
但し、自分が理想としている読み方、「パッと見て、パッと理解する」というレベルまでにはなかなか到達しません。
この本で、その解の1つは熱中だと言っています。
早く知りたい!という気持ちが大事なのだと思います。
ボケーっとゆっくり読んでいても効率が悪いって言う事ですね。
私がよくやる読み方です。(汗)
これから、参考にしたいと思います。