経営者としてもとても有名な方です。
稼いだお金をどう使うか?
これは人によって様々ですが、現代において著者の様な豪快な使い方をする人もいるんだなーと感心しました。
巻頭に筆者紹介の写真があります。当時、筆者の所有する車はダイムラー・クライスラー社の最高級車種マイバッハ62。
液晶テレビ、冷蔵庫、シャンパン専用スタンドまで装備された極上のプライベート空間。路上のファーストクラス!
この無駄さに笑ってしまいました。液晶テレビ?と思いますが、15年前の事ですので、当時としてはとても珍しかったと思います。
億ションならず億カーです。(笑)
日本人には無駄すぎて、絶対作れないタイプの車ですが、さすが世界は違います。よくこんな車を作ったなーと思いました。
ちなみに、もう、この車種は作っていないようです。
この本には、学ぶべきことが沢山書かれているのですが、大富豪である著者ならではのエピソードがすごいです。
プライベートジェットで舞妓を連れて、米国ケンタッキーダービーへ行った時の話です。
現地に付くと、お金持ち様用の飛行場があります。
これだけでも驚きですが、そこには、UAEのモハメド殿下のプライベートジェットが停めてありました。
プライベートジェット機はボーイング747しかも3機です!
笑ってしまいます。
飛行機を迎えるリムジンの数は7台!世界の、大富豪は比べ物にならないなという経験をされています。
私からすると、同じ土俵に立てただけでもすごいと思いました。
参考になるポイントは以下です。
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失敗だけが人を成長させる。人は失敗よりも「恥」を恐れている。攻撃力よりも「耐える強さ」を身に付けよう。前例がない?そんなの自分で作れ!チャレンジの大半は失敗に終わる。行動力が欠けると、好奇心も失せてしまう。最大の失敗は「失敗しないこと」である。ちっちゃな栄光を捨てる勇気を持って!仕事力の8割はコミニケーション能力。リターンを求めるならリスクを犯す。仕事の話は5分で終わらせろ。真っ先に相手の長所を10個見つけろ。幸せのパラメータとは何か?それはどれだけ笑ってきたか。
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意外と真面目なこともたくさん書かれていて、参考になりました。
この本は、読んでとても気持ちよくスッキリした気分になれます。
稼いだぶんは、豪快に使う。
これぞ「よっ、大富豪!」だと思いました。
お金持ちになる人は、考え方も非常に突き抜けていますが、基本的なところで共感できる部分は多々ありました。
派手な、常識はずれの点ばかりにスポットライトがあたりますので、どうしても偏見の目で見てしまいますが、我々以上に、やるべきことはキチンとされています。
我々には真似のできない豪快な所もありますが、他人から突き抜けるには、これくらいの事をやらないといけないという事を教えてくれているような気がしました。
成功の裏には、やはりそれなりの苦労や努力があります。
筆者も相当な苦労をされたと思います。
その反動が、豪快なお金の使い方になってしまったのだろうと思います。
この本を読んで、今までの著者の見て抱いていた破天荒なイメージに比べて、結構まともなのでびっくりしました。
まだ、著者に対して疑惑の念を抱いている方には是非お勧めします。
そして、元気をもらいたいという方は是非読んでみて下さい。
マンガの世界ではこういう事があるかもしれませんが、現実でここまでドラマチックなお話にはなかなか巡り会えないと思います。
日本で言うなら、楽天の三木谷さん、ユニクロの柳井さんなどは大富豪に当たると思いますが、豪快な無駄遣いをしている所を聞いたことがありません。
それだけ、本業に集中しているからだとは思いますが、日本人に夢を持たせる為にも、三木谷さんにも柳井さんにも、豪快に無駄遣いをして頂きたいと思います。(笑)
米国では、セレブがどういう生活をしているのか、テレビで豪邸や豪華な食生活など、生活シーンの一部などが紹介されています。
日本でも、大金持ちがとんでもない無駄遣いをして、子どもたちが、夢を持ってアイデアを練って働く様になると日本ももっと面白い国になると思います。
現実とかけ離れたところがあるかもしれませんが、それでも、この本はお勧めです!
是非、読んでみて下さい!