齋藤先生が偉人の勉強術について紹介している本です。
つまり、偉人が偉人の勉強術について紹介している本です。(笑)
偉人がそうであったというだけで、今は当時と比べて時代も環境も違うので、ここに紹介されている事をそのまま自分に当てはめて実行するのは難しいと思います。
意外に思ったのは、偉人はそれぞれに異なる勉強の方法を行っていた事です。
偉人になるには、様々な道があるということです。
つまり、人それぞれにあった勉強法が見つけられると、誰でも偉人になれるのかも知れません。
そんな事を思いました。
ポイントは以下です。
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身につく勉強法は、三つのポイントを踏まえていなければいけません。①目的は何か②やり方は自分の気質や特性に合っているか③「決め球」があるかドラッガー常に勉強欲を失わなかったその姿勢本田宗一郎勉強してから何か新しいことを始めて始めようとするのではなく、やると先に決めてから動く。これは本田宗一郎のスタイルです。「何か発明しようと思って発明する馬鹿がいたらお目にかかりたい。自分が困ったときに、それを解決するために知恵を出すの発明と言って差し支えないでしょう。困らなきゃダメです。人間と言うのは困ることだ。絶体絶命に追い込まれたときに出る力が本当の力なんだ。人間はやろうと思えば大抵のことができる。」夏目漱石大人になって勉強する際、この「自分の店を持つ」意識があるかどうかで、その人が吸収するものは大きく違ってきます。ゲーテマルチな才能のあったゲーテが老境に入って振り返って言うのです「結局、最も偉大な技術とは、自分を限定し、他から隔離するものを言うのだ。」と。吉田松陰やる気になれない人たちには、何が足りないのか。それは「勉強しろ、しろ」と言われることではなくて、勉強を楽しくやっている、学びを人生の祝祭のように生きている人と出会うことです。渋沢栄一渋沢は自分で読み、人から攻撃を受け、自分でも話、「論語」で物事を全て考えられるようにしてしまった。この「自分の問題として引き寄せって考えられるようになる」ことが大事なのです。なにしろ孔子が精神の後ろ盾としてついていてくれるわけですから。「論語」の言葉が決断の分かれ目で背中を押してくれる。要するに肚が決まる。心の支柱となるものを古典に求めるメリットはそこにあります。シャネルシャネルはインスパイヤ(触発)してくれる相手に、こびることはない。独立した一人の人間として、いかにもシャネルらしくわがままに、強気に接するのですが、感性と想像力が豊かなので、暗黙知に引っかかってくるものが多かったのでしょう。木田元本当に勉強したいことだから、そのために必要となる語学に食らいついていけたと言うのです。村上春樹小説という不健康なものを扱うためには、人間はできるだけ健康でなくてはならない。
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こういう本を読むと、偉人の偉人たる理由がよく分かります。
それぞれが、素晴らしい努力をされています。
基本は、努力だと思います。
ただ、それは、他人から見ての努力であり、本人からすれば、努力とは感じていなことがしばしばの様です。
努力というよりは、それが楽しいから、知らず知らず継続し、やがて偉大な成果となっていく。
これが成功への王道ですね。
思わず熱中してしまうことは何でしょう?
これを見つけることが、偉人になるための第一歩かも知れません。
小学生の頃は、ドッジボールが好きでした。
かなり熱中しました。
今は、ドッジボールの事はほぼ忘れています。
もし、ドッジボールを続けていたら、それがなにかしら職業につながってたかも知れません。
そういう純粋に好きだったものを止めさせたのは、皮肉にも将来の為の受験勉強だったのかも知れません。
目の前に楽しいことがある。
やり続ければ職業になる。
今でも答えは、意外と身近にあるのかも知れませんね。
あなたの適職のヒントがここに!
是非、読んで下さい!