人気プロデューサーが企画やアイデアを生み出すコツを披露している本です。
放送作家やクリエーターと言われる人達はいつも考えています。
何か求められているわけでもないのに常に考えています。
そして、人と違った視点やストーリーを生み出します。
その考える為のコツを分かりやすく紹介しています。
特に、難しい事は書かれていません。
マネをすれば、マネできるような事ばかりです。
ポイントは以下です。
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不満からは何も生まれません。そう不満がたっぷりある状態では「気づく」ことができないのです。むしろ苦しいことがあるなら、それをどうすれば楽しめるようになるのか考えてみてほしいのです。人はいろんなものを見ているようで、実はしっかりとは見ていません。ただ見ているだけでまったく「気づけていない」のです。これまで僕は、起業して成功したたくさんの人と会ってきました。その人たちに共通していたのはやったことのないことに対して極めてポジティブな考えを持っていること。「あ、いいじゃん。それ、やろう」というノリです。「仮に恥をかいたとしても死ぬことはないんじゃないの?」「企画は記憶の複合」ですから、最も避けなければいけないのは、記憶が少ない日常を送ってしまうこと。何もドラマのような変化に富んだ日常である必要はありませんが、意識的に日常を送ることが大切です。たくさんの人と意図的に会うこと。とりわけまったく違うジャンルの人達に何か目的を持って会いに行くこともおすすめです。交流会でも講演会でも合コンでもいいでしょう。
「割り勘はつまらない」というのが僕の結論です。割り勘にしないでいかに割り勘にしたとき以上のデートにできるか。それを考えてみましょう。きっとあなたの気づきに、プラスの効果をもたらしてくれます。考えてみれば、企画とはまさに妄想です。来年こんな服が売れるかもしれない。こんなモノが流行るかもしれない、なんて考えるのですから、妄想そのものと言っていいでしょう。だからこそ妄想力を鍛えることに意味があるのです。ざっと流し読みをしていきながら、「あ、今いいこと言った」「おや、それはないだろう」というツッコミやコメントを瞬時に思い浮かべる。もっとさらりと読んでいいのではないかとも思います。なぜなら、さらりと読むことで高まる「気づき力」があるからです。僕はランニングマシンで走りながら、いつも「なんでそもそも走っているんだっけ?」と考えています。毎日いろんな角度から自分にツッコミを入れ、自問自答して、原点回帰してみる。やっぱり何をするにしても早くデビューした方がいい。気づきというのは、いわばそのてこの支点のようなもの。その気づきをきっかけに小さな力が一気に大きくなっていくそういう気づきがとてもいい気づきなのです。うまく発言できる人そうでない人は何が違うのか。それは「要するに力」の差につきると思っています。「要するに力」とはつまりタイトルをつけてあげる力です。記憶するために意識しているのが「一個だけ」を見ることです。
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「企画とは妄想である。」確かにそう言われてみるとそうですね。
こうすれば、こうなるんじゃないか?と思って企画して、当たったり外れたり。
妄想力の筋の良し悪しが企画の優劣を決めるのだと言うことが分かりました。
妄想力を鍛えるためには、毎日同じ日常生活を送るのではなく、できれば、変化した日常を送ることが有効であると紹介しています。
毎日を、昨日とは違った1日として意識しながら生きて行こうと思います。
これで、おもしろい企画が書けるようになると思います。(笑)
アイデアに詰まった方、是非ご参考下さい!